エンベデッド・システム・スペシャリスト試験~私の勉強録~

資格試験

2021年に資格試験受験をもくろむエンベデッド・システム・スペシャリスト試験の紹介と私の勉強法、試験結果までご紹介したいと思います。

情報処理受験経験

私の情報処理系試験の受験経験としては、学生時代の1999年に当時の第二種情報処理試験を受験し不合格。就職浪人時代の翌年(2002年)に基本情報処理試験を受験し合格。正直な所、情報系ではない学科での受験は無謀でしたね。

その後、IoT系の仕事をやらなければならず、用語のついていくために2018年に応用情報処理試験を受験し春は不合格でしたが、秋に合格。正直な所、40歳に鞭打つ1日中試験と言う事と、記述式で正解が分からないコンボはきつかった。。

エンベデッド・システム・スペシャリスト試験挑戦履歴

応用情報処理試験を合格すると高度情報処理試験の午前Ⅰの試験が免除されます。(2年限定)
なので少しは興味があったエンベデッド・システム・スペシャリスト試験を2019年春に受験してみるものの不合格でした。。。

ショックでメガネが割れた人のイラスト(男性)
なんてこったー

試験免除のラストチャンスであった2020年春はまさかの新型コロナで中止。臨時開催で秋に開催されていたものの勉強してなかったため受験自体を辞めたことにより、私の挑戦は終了かと思っていましたが・・・。

まさかの特例として来年春(2021年)も午前Ⅰ免除のお墨付きを貰えましたので、ラストチャンスが巡って来ました!

エンベデッド・システムスペシャリスト試験の紹介

エンベデッド試験は「組み込み系のスペシャリスト」を認定する試験となります。組み込み系とは何かと言うと「家電や自動車など機械の中に組み込まれた状態で各部位を制御するシステム」となります。具体的にはマイコンからモータを動作させたり、外部からの操作によって何かを表示させたりする制御システムです。

つまり今までも家電や自動車開発などの開発を行う上では必須の技術であり、これからも更にIoT家電などを動かす上での中心となる技術範囲となる廃れることのない分野です。

にも拘らず、IPAの高度情報処理分野では不人気分野で過去の受験者も大よそ3,000人から4,000人。新型コロナで特例として秋に実施された試験では2,504名とのことで応用情報の5万人は言うまでもないですが、高度情報処理試験のネットワークスペシャリスト試験の2万人弱からも大きく引き離されている状態です。

それでいて合格率は他の試験と変わらず15%前後です。つまりこの試験を受けようと思うレベルの高い人の中で15%の狭き門を潜り抜ける必要があると言う事。事実、うちの会社でもハード、ソフト両方とも優秀な若手が受験しましたが、2回とも不合格でした。逆に言うとエンベデッドはあまり合格している人が居ないので価値があるともいえるかなと思っています。

年度          受験者数      合格者数      合格率     
2015年3,458人574人16.6%
2016年3,148人542人17.2%
2017年4,590人822人17.9%
2018年3,461人616人17.8%
2019年3,653人585人16%
2020年2,504人411人16.4%

私の勉強方法 午前Ⅱ編

午前Ⅱの勉強方法は直近の5年分くらいの過去問を電車の中で暗記するまでひたすら説き続けることです。これだけ行って、問題分を読んで直ぐに回答を選べる程度まで行ければOKです。これは私だけではなく他の受験者ブログなどをみても同じことをやっているので間違いない対策法だと思います。

基本的に過去問と全く同じ問題(選択肢まで全く同じ)が6割近く出題されます。問題数が多いため一つ一つ考えながら解答していくと時間が掛かって仕方ありませんし、長丁場の試験では出来るだけ頭を休ませる必要があります。

それに応用情報処理試験合格者、もしくは、それと同レベルの人が受験者だと思いますので、基礎の用語などを覚えていく必要はありません。午前の試験は基本的に足切りのための試験ですので、過去問すら見ていない、しっかり勉強していない人を落とすためです。なにせ午後の試験は記述式のため、人を減らしておかないと大変な状態になるから。

午後に備えて割り切るところは割り切りましょう。それで突然傾向が変わり新しい問題ばかりになっていたとしてもその時はアドバンテージが無くなっただけで、他の人も同じ状態です。合格する確率としては過去問丸暗記で午後試験に力を注いだ方が高くなるでしょう。

私の勉強方法 午後Ⅰ/午後Ⅱ編

午後Ⅰと午後Ⅱの試験ははっきり言って自分のやり方を見つけるしかないと思っています。私は1回目の試験で過去問をひたすらやってみる方法を取りましたが完全ではありませんでした。

他の人の勉強法を見てみると「試験とは関係ないエンベデッドに関する本を読んで理解を深める」、と言ったことをやっている人もいました。知識力を上げる地道な方法だそうです。
ちなみに私もエンベデッドの本を購入しましたが読みやすいモノは「そんなこと知ってるよ」、といった内容でしかなく、難しそうなものは読むだけで時間が掛かる割には「記述式の解答力アップにつながらない」といった具合で正直試験に対しては役に立ちそうにありませんでした。
ただ本を読むのが基本的に好きな人などこう言った方法があってる人も居るので間違いではないのでしょう。

前回のダメだった点を生かして今回は過去問から解答の共通点を探していくことにしています。例えばですが、IoTではよくある電池切れを懸念した問題では「待機電力を削減するため」などです。どうせ待機電力を懸念した解答を求めてるんでしょ!と思って文書を逆に追っていくとキーワードが見つけやすくなるのでは、と言う事です。

もちろん私はまだ合格していないため、このやり方が正解かどうか分かりませんので、合格出来たらまたその時の工夫点などを追加していければと思っています。

おすすめの参考書

午前Ⅰに対してはおすすめの参考書はありません。私のやり方としてはIPAのホームページから過去問をコピーして問題で1ページ、正答で1ページとなるようなPDFファイルを作って、ひたすら過去問を解きまくっていました。分からない用語はネットで意味を簡単に調べて、また過去問の繰り返し。そこまで難しい問題もないですし、過去問の解説をしてくれている人も居るのでネット検索で十分かと思います。

午後に関しても過去問で良いのですが、過去問を解説してくれている本を購入しました。記述式なので何故そう言う回答になるのか、と言った観点が知りたかったからです。

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ただどちらにしてもエンベデッド・システム・スペシャリスト試験がマイナーで受験者数が少ない宿命として、参考書がそもそも出ていません。重点対策と情報処理教科書の2択です。どちらを購入するのかは見やすさなど本屋さんで手に取って確かめてください。個人的には重点対策の方が解説が詳しいかなと思います。

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ちなみに私は2冊とも買ってみました。なぜなら、解説している過去問がそれぞれ違ったので色々な過去問の解説を見たいと思ったのです。対策方法がない中、藁をも掴みたかったのが本音ですねw

私の勉強記録① 午前Ⅱ対策の日々

色々書いてきましたが、試験本番は来年春でまだ時間がたっぷりあります。幸い新型コロナの影響で外出自粛のため勉強する時間はたっぷり。したくはないですし誘惑もたっぷり。

最近の私の状況としては電車でスッカリ忘れてしまっている午前Ⅱの過去問をやり始めたばかりとなります。5、6割は覚えているので思い出すだけでいいのですが、勉強する習慣がスッカリ無くなってしまった事と、テレワークが週に2回程度ある事、ネット検索したくなる気持ちを抑えきれない事から進捗は芳しくないです。まだ時間はたっぷりあると思いつつ、勉強する習慣を取り戻す日々。。

試験日 : 2021年4月18日 (日)
試験申し込み受付 : 2021年1月12日(火)~2月8日(月)18時

私の勉強記録② 午後Ⅰの問1対策

私は2019年春に試験を受けているので持っている参考書は「重点対策の第4版」となります。とりあえず過去問を解いていきますが、すっかり記憶から抜けているので同じ問題の同じ個所で間違えてしまうんですねw
逆に言うと重要なポイントを理解していないことが分かりました。

ただ午後Ⅰについては必須問題の問1で点数を稼がないと話になりません。
そこで問題について分析して行くことにしました。

<読んで行く順序について>

まず午後試験についてはご存じの通り、内容を読んでいく時間が有りません。人によってはイキナリ設問から読む人、全体をざっと読んでから解答する人など色々な人が居るようです。

問題の構成は下記のようになっていますが

私は以下のように前提部分だけ読んでから設問に飛んで、また機能や動作の説明を確認して行くことにしました。間を取った形です。

理由としては単純。
前提が分からないと設問を読んでも分からないので前提を読む。次に問われている事を理解してから読んだ方がポイントが分かるので設問を読んでから機能や動作を読み始める、です。
結果として設問と機能や動作は何度も読み返すことになりますが。

<解答のポイント>

解いていく中で個人的に幾つかポイントが見えてきました。

1.記述の場合、キーワードの持つ意味を解答内容に加えること

例えば、「WDTからの信号を受信すると非常停止信号を出力し、直接加工部を止めるのはなぜか?」

ポイントとしては「WDTの意味と理解して解答文を考える」ということ。
つまり「マイコンが暴走していても停止したいから」という意味を抑えればOK。(だと思う。)

当たり前と言えば当たり前。でも記述に慣れていないと自分の経験で答えを作ってしまいがちなんですよね。実務経験がある人が引っ掛かりやすいのかもしれません。

2.タスク間のやり取りなど、つながりは図を描く

図を書かなくても頭の中でイメージできるから不要、と私も考えていました。
でもイメージを実体化することにより、抜け・漏れを防ぐこと、自分の考えを確認することが出来ます。更に一度実体化してしまえば、頭の中で想像するよりも短時間で解凍に整理できるメリットがあります。

3.シーケンスを図にすることになれる

こちらも頭の中でイメージできますが、整理するためには必須です。
リトライ処理で時間が何秒を何回とか、どのタイミングで違う処理が入ってくるなど、頭の中で整理するのと図で整理するのは雲泥の差があります。

4.消費電力、データ量、転送量など定番の計算になれる

色々な製品の問題になってますが、計算は代替同じことが出題されます。よく言われているm(ミリ)、k(キロ)やビット、バイトの変換ミス、電卓を使わない複数桁の掛け算に慣れて計算ミスを防ぐことが必要です。電卓やエクセルの計算に慣れてしまってツイツイミスってしまいます。

5.記述式の定番の解答を覚えておく

定番化されている問いも幾つか存在していますので、そういった問題の場合、製品が変わっても出題者が解答に入れておいて欲しい観点は同じになります。

・IoTやBLEなどの電池駆動や低消費電力の問題での「待機電力を抑えるため」
・割り込み優先度を高くしている理由を問う問題での「緊急性が高いモノを優先しているため」
・処理が重なった時の対策を求める問題での「複数回の処理を行うこと」
など

以上が現時点での分析結果となります。まだまだ勉強を始めたばかりですが、受験者数が少ないエンベデッド試験に対して真面目に勉強している他の受験生の参考になればと良いなと思います。

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