【購入するか保留か迷い中】JR東日本(9020)の株価分析

投資関係
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新型コロナ発生前まではディフェンシブ銘柄の代表株であったJR東日本。夏から秋にかけてGoTo効果で少しは回復したモノの、現在はコロナが再び猛威を振るい恐らくこの先の決算も悲惨な状況となると思われています。

ただコロナが落ち着いたら回復するのは目に見えている株でもあるため、購入した方が良いかの分析と最後に私のスタンスを記載しておきたいと思います。
※あくまで個人的見解ですのでご注意ください。

JR東日本株の現状分析

まずは四半期毎の売上と営業利益の推移を見てみます。
こちらを見ると売上、営業利益共にコロナによる影響が甚大であることが分かります。今年に入ってからずっと赤字で緊急事態宣言時には178,306百万円というとんでもない状態となっています。

夏場には少し回復したとは言うものの1,000億円程度の赤字を出していることから恐らく第三四半期も同等かそれ以上の赤字であることはほぼ確実だと思われます。

出典 株探より

次にチャートを見てみます。現在の株価は最安値の10月末(第二四半期決算発表)から上がって来て、ようやくコロナショックのあった去年の3月あたりの水準まで回復した程度となっています。

このチャートを見ると決算発表のたびに売り込まれています。ワクチンやGoToなどにより回復期待で買ったが決算が悪すぎてショック状態になっていると言う事だと思われます。

出典 株探より

現在緊急事態宣言中と言う事もあり、去年の春頃まで人の移動が少なくなっているという訳でもありませんが、回復はしていないと思われます。

よって赤字継続、決算で下落を予想しています。

ただ一つ気になるのがワクチンのニュースです。ゲームチェンジャーとなる要素であり、そろそろワクチン効果の報道が出始めること。噂ではワクチン接種で先行しているイスラエルで目に見えて効果が出始めてるとのこと。(あくまで噂レベル)

ワクチンが出て来ると真っ先に上がって行くのが航空株や鉄道株だと思いますので、当面の赤字なんてなんのその、急騰していきそうな気もしています。

あとは株主優待銘柄でもあるのですが個人的には魅力を感じないのと、予想配当も1.49%と低い水準となっています。とんでもない赤字を叩き出している以上、しばらくは配当も低いままと考えられますので、キャピタルゲイン狙いになるかなと思っています。

株主優待

JR東日本は株主優待で紹介されることが多いのでご存じの人が多いと思いますが一応紹介。

3月のみ保有株数に応じて運賃・料金割引券を貰えるそうです。100株以上で1枚。1枚で40%引きなので新幹線など載る場合はソコソコの割引になります。まぁ乗らない人にとっては不要ですけど。

配当利回り

現在の株価からすると配当利回りは約1.49%となっています。ここ3年は増配していたのですが、コロナショックでかなり下がってしまいました。ただ増配していた時は株価も高かったので配当率としてはそれほど変わらないと言う事ですが。

出典 SBI証券より

購入判断

元々ディフェンシブ銘柄であり、飛行機は兎も角、鉄道はコロナが落ち着くとすぐに売り上げが回復すると思われます。またコロナ以外の要因では安定していたのも確か。

であれば安いうちに購入して寝かしておくのもよいかなと思いますが、配当利回りがそこまで高くない上に、単価が高いのがネックとなっています。そして売上が回復していないことが明白なので直近の決算で株価はいったん下落することも想定される。

よって、私のスタンスは決算まで待ち。そこまでワクチン報道で株価が上がっていなければ買い、のスタンスで行こうと思います。決算通過後の株価としては6700円以下であれば購入を再検討しようかなと思います。