【2021年3Q決算結果】伊藤忠商事の決算結果分析と今後の投資スタンス

伊藤忠商事
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伊藤忠商事(8001)

私の保有株である言わずと知れた総合商社No.2の伊藤忠商事です。他の大手総合商社は原油など資源事業を拡大させていた影響で新型コロナショックをモロに受けてしまっていますが、伊藤忠商事は非資源事業を拡大させていたことにより打撃をあまり受けていません。

出典 伊藤忠商事HPより

そんな中、先日2月4日に21年3Qの決算が発表されましたので、伊藤忠商事の決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。

21年3月期 第3四半期決算

早速ですが、2月4日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高7兆5911.5億円(前年同期比-8.1%)、営業利益3050.26億円(前年同期比-5.0%)、経営利益4501.52億円(前年同期比-23.7%)でした。

セグメント別でみると自動車関連の影響を受けた機械とパルプ市況の下落や欧州タイヤ関連事業の影響を受けた住生活が利益減少の要因の様です。コロナ禍で紙の需要が低迷してるんですかね。テレワークならいらないですもんね。

出典 伊藤忠商事決算資料より

と言う事でその他も昨年から比べると大きく落ち込んでしまってはいますが、営業利益で考えると僅かー5.0%なのでコロナ影響はそこまで受けていない状況です。

というか、コロナ影響が出ている事業をそれ以外の事業でカバーしたと言った方が正確なのかもしれません。

3か月業績の推移から見てみる

四半期決算の推移を見てみると、前年同期比で売上が-3.5%、営業利益が+16.0%となっています。この状況で営業利益+16%は凄いですね。

今後景気が回復し、自動車関連や住生活関連(パルプ)が回復して行くとトンデモナイ利益をもたらしそうでワクワクしますね。

出典 株探より

通期の売上・営業利益予想

最終益ベースで4000億円を見通しとしていますが、このままの回復が続いていくと4600億円程度まで上振れするのではないかと思っています。

そうなれば配当ももう少し多めに還元してくれないかなと期待しています。
というか、してください。

株価予想

ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。

チャートとしてはコロナショックのあった3月19日から完全に回復しているどころか、突き破ってますね。RSIも週足では80%近くまで来ているのでここから更に上昇するよりは、下落する方向の方が確率は高いかなと思います。

個人的には既に保有している株で長期的にはこれからも伸びて行く株ですので当然キープします。コロナショックで安めの取得価格で変えているので、配当利回りもよいので手放す理由がないかなと思います。

これから買おうとしている人は注意した方が良いかも知れません。