三菱UFJ(8306)
私の保有株である銀行大手の三菱UFJフィナンシャルグループです。新型コロナの影響をによる信用不安の影響からか株価がずっと最安値付近で低迷していましたが、景気回復基調に伴って復活しつつある銘柄です
そんな中、先日2月4日に21年3Qの決算が発表されましたので、三菱UFJの決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。
21年3月期 第3四半期決算
早速ですが、2月4日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高4兆4950.26億円(前年同期比-15.3%)、経営利益8406.19億円(前年同期比-22.7%)でした。
やはりコロナウイルスの影響により与信関連の信用リスク増加影響受けています。貸倒引当金を126.84億割り当てていますので、この見積もりがどう転ぶかが気になるところです。ただそれ以上に与信関係費用では海外の新会計基準の適用で予想信用損失の考え方を取り入れたことが大きく影響しているようです。正直、コロナに関していえば海外の方が被害がヒドイのですが、回復するときのパワーも凄そうなのでどう転ぶか分かりません。
それよりなにより。
モルガンスタンレーの純利益貢献額は腹立ちます。投資家としては誰しもこの名前を聞いて嫌な思いをしたことがあると思います。
まぁ三菱UFJの決算的には利益貢献してくれてるのでありがたいのですが・・・。複雑。
3か月業績の推移から見てみる
四半期決算の推移を見てみると、前年同期比で売上が-21.4%、経営利益がー15.4%となっています。最終益としてはのれんの一括償却がなくなり黒転していますが、売上高の低下などまだまだ厳しい状態です。
ただ売上高がここまで下がって、与信費用が積みあがっても経常益がー15.4%で抑えられているのはこれからの回復期の爆発的な利益の伸びをきたいさせるのではないでしょうか。
通期の売上・営業利益予想
通期の予想ですが、現時点で大きな動きはないのでこのままの延長線上と考えると1兆円前後の経常利益で落ち着くのだと思っています。
ただリスクとしては現状各国政府から多額の補助金で行かされている企業が多いと思いますので、そこが補助金打ち切りにより連鎖倒産、、なんてことになると大打撃なのかなと思います。
株価予想
ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。
チャートとしてはコロナショックで380円を付けてから徐々にですが下値を切り上げて来ており、これから本格上昇するような形になって来ています。
コロナの影響としては既に底を打った状態となっており、ワクチンが効果的だと言う事が徐々に確信に代わって来ているので、600円を目指していきそうです。
個人的には既に保有している株でようやく上昇していきそうですので当然キープします。配当利回りもよいので手放す理由がありません。
銀行大手と言う事もあり、潰れる心配というのもほぼないことも魅力かなと思っています。何よりコロナで比較的安くなった価格帯で変えていますので、この先何か起こったとしても最悪この価格帯までで止まるでしょう。