武田薬品工業(4502)
私の保有株である製薬会社大手の武田薬品工業です。大手で且つ高利回りにも拘らず、シャイヤーを6兆円で買収してからずっと手を出すと危険な株と言われ続けてきた武田薬品工業。買収額は大きかったですが、個人的井はそれ以上の効果を期待しています。
そんな中、先日2月4日に21年3Qの決算が発表されましたので、武田薬品工業の決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。
21年3月期 第3四半期決算
早速ですが、2月4日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高2兆4275.38億円(前年同期比-3.6%)、営業利益3587.29億円(前年同期比2.2倍)、経営利益2353.57億円(前年同期比4.2倍)でした。
主要な5つのビジネスエリアで合計+15.4%(対前年比)であったと言う事で力強い決算となっています。その結果、通期の純利益1240億円予想を1805億円に上方修正しました。しかも2400億で売却した子会社の収益もまだ入っていないとは恐れ入りました。
さらに「今後12か月に見込まれる7つの新規候補物質の新薬承認申請のうちの最初であるTAK-721を申請」とあるので、これからもこれらが貢献し始めると成長が止まらなくなる可能性があります。
コロナウイルスの影響がどちらに転ぶのか分かりませんでしたが、あんまり影響はなく、順調に成長を遂げて行っているようですせ。
3か月業績の推移から見てみる
四半期決算の推移を見てみると、急回復しており前年同期比で売上が-2.6%、営業利益が2.7倍となっています。組織体制を整理して行った結果、シャイヤー買収の効果が出て来たのでしょうか。
これからもこの額を叩き出すとすると凄いですが、四半期で見ると結構バラつきがあるので注意が必要かも知れませんね。
通期の売上・営業利益予想
今回上方修正を行いましたが、子会社売却益がまだ乗って来ていません。最終乗ってくると考えるととんでもない額の上方修正が来るのではないか、とおもいますが、どうなんでしょうか。ただそれが載って来ないとしても十分ですが。
そうなれば当然配当増やしてくれると期待しています。
株価予想
ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。
チャートとしては3月9日のコロナショックで3000円を割り込みましたがそれ以降は上下運動と言ったところです。ただ目標としてはコロナ直前というよりは18年月12日に付けた6000円、ここを是非目指してもらわないとシャイアーを買収した意味がないと思います。
今回の決算では上方修正をしましたので、上を目指していくとは思っていますが今年中に5000円突破まで入ってもらいたいところです。その後は、6000円を目指すところまで伸びるかどうかは来期の通期予想次第かなと思っています。
個人的には既に保有している株ですし、配当利回りが良いので手放す理由がありません。