【2021年3Q決算結果】好決算!39%上方修正!!配当増額!!Adways(アドウェイズ)の決算結果分析と今後の投資スタンス

アドウェイズ
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アドウェイズ(2489)

私の保有株であるネット広告大手のアドウェイズです。これまで何年にも渡り株価右肩下がりを続けていた中、一昨年博報堂との提携により右肩上がりとなりました。

出典 アドウェイズ決算資料より

そんな中、2月10日に21年3Qの決算が発表されましたので、アドウェイズの決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。

21年3月期 第3四半期決算

早速ですが、2月5日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高334.54億円(前年同期比+23.2%)、営業利益10.79億円(黒転)、経営利益13.05億円(9.3倍)でした。

と言う事で予想通り上方修正を発表しました!通期経営利益予想を10.1億円から14億円としました。ただ既に第三四半期経営利益13億オーバー(進捗率93.2%)なので通期決算では上振れすることは必須だと思います。

出典 アドウェイズ決算資料より

更に配当性向20%としているため、普通配当の増額+記念配当を1円で合わせて5円33銭と配当を増額しました。2円50銭予想でしたので配当は倍以上の増額となっています。

そして更に保有株式の株式会社ココナラを売却することを発表。この売却益約1.63億円は通期決算に乗ってくると言う事です。

3か月業績の推移から見てみる

四半期決算の推移を見てみると、前年同期比で売上が+31.1%、営業利益が3.9倍となっており、増収増益となっています。昨年はまだ博報堂提携したばかりで売上増加途中だったので大きく見えてますね。

出典 株探より

ただ前四半期と比べると売上高は上がっているのに営業利益が落ちているのが気になります。営業利益率4.3%⇒3.3%と1%の下落です。売上増加ではありますが利益率が少なすぎる。博報堂や電通の粗利率20%と比べるのは酷ですが、10%程度はないと何かの減収要素でマイナスになるのではないでしょうか。

通期の売上・営業利益予想

会社の通期予想では売上高は伸びるが粗利率低下や諸費用が増加するため利益が第三四半期より低下するとの予想です。ただ前年は売上101億円で約2億の営業利益がでていましたので、同じ営業利益率だとすると2.6億円、21年2Q、3Q同等であれば更に1億円程度上振れしてくると思います。

出典 アドウェイズ決算資料より

上場費用は株の売却益と相殺、人件費増加分を引くと1.4億円なので、第3四半期までの累計分を載せて14.4億円以上は固いかなと思います。普通売上高が上がれば営業利益率も改善すると思いますのでもう少し上の15億程度になると予想します。

株価予想

ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。

チャートとしてはコロナショックで広告業界へのダメージがささやかれた4月10日に最安値198円を付けてからは業績回復、東証上場とプラス要素を踏まえて右肩上がりのきれいなチャートとなっています。大体25日移動平均線か75日移動平均線ではじき返されている形。

出典 株探より

つい最近まで1月末の最高値から下落していたと言う事もあり、RSIも過熱感を示していません。

と言う事で今回のサプライズ決算を受けて、一旦は1月末に付けた795円を超えて行くと予想されます。

が、アドウェイズには空売り軍団が控えています。1月末あたりから再び動き始めた彼らはここ最近でもトンデモナイ数量の空売りを仕掛けています。1月28日なんて取引量の約17%の空売り増加量。

出典 空売りネットより

個人的には長期塩漬け銘柄で利回りも低く、爆発的な成長も見込めないと踏んでいますので今回の好決算との噂で一旦上昇したところで6000株から2000株前後まで減らそうかなと思います。

2000株残すのはずっと期待して来ているので、やはり少し期待したいため(こういった考えがダメなんでしょうが・・・。)

多少損しても仕方ない。だって個人的には好きな会社なんですもん。。
LINEとの提携、博報堂との提携をしたようなビックサプライズをして欲しい。ソフトバンクGとの提携とかGoogleとの提携とか・・・。ないか。