三菱UFJリース(8593)
私の保有株でリース事業大手の三菱UFJリースです。
新型コロナの影響による航空機リース料減少がかなり痛手となっています。ホントにコロナの影響はいろんなところに出ていますね。
そんな中、先日2月12日に21年3Qの決算が発表されましたので、三菱UFJリースの決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。
21年3月期 第3四半期決算
早速ですが、2月12日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高6637.85億円(前年同期比-4.4%)、営業利益500.84億円(前年同期比-36.5%)、経営利益524.57億円(前年同期比-35.0%)でした。
セグメント別の純利益ですが、航空関連のマイナスがやはりかなりのマイナス要因であることが分かると思います。つまり、この分野が回復するかしないかで三菱UFJリースの純利益が変わってくると言う事です。その他はカスタマービジネスと不動産がソコソコ利益が出ているので安定している感じですね。
本来であれば航空機リースも安定収入分野であるためリース事業は安定しているハズなのですが、ホントに考えられない世の中になったものです。
3か月業績の推移から見てみる
四半期決算の推移を見てみると、前年同期比で売上が+4.5%、営業利益がー25.8%となっています。まだまだ利益面で回復出来ていないことが分かる数字となっています。
ワクチンが効き始めるのが今年の後半と予想されてますので、航空機関係がもとに戻るのは来年か若しくは暫く低空飛行かも知れません。長い戦いになるかもしれませんね。
通期の売上・営業利益予想
11月の業績予想(純利益500億円)に対して進捗率81.1%ですからこのまま順調にいけば通期決算で上振れが期待できそうです。ワクチンがプラスに働きそうな中ですので航空機リースが回復する可能性もあるので、下回ることはないのではないかと考えています。
ただコンセンサス予想が経常利益で873億で進捗率60%程度なので株価的には・・・ですけど。
株価予想
ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。
チャートとしては上値の抵抗がある550円あたりを上に抜けて行こうとしているように見えます。次の目標は700円あたりでしょうか。
今回の決算では回復しつつあるものの航空機関連がまだまだという状況となっています。積極的に上に抜けそうな決算では正直ないのかなと思っています。
ただ今後についてはやはり日立キャピタルとの統合による影響がどの程度かという事になるかなと思います。日立の決算も出ていますが、グローバルで回復しており寧ろ三菱UFJより良い状態かなと思われます。
個人的には利回りが良い株なので長期保有でもよいのですが、大体700円台で跳ね返されていますしNISA枠で買ったのである程度上昇したら売却でもよいかなと思っています。
航空機関連の回復目途がなかなか見えないですしね。