材料費急騰!?インフレリスクが今後の株価の重しに【2021年5月】

投資関係
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最近、原材料価格が明らかに上がっています。

そしてそれは今後の企業業績に影響を及ぼして行きそうです。

これは現在サラリーマンとして一企業に勤めていてひしひしと感じています。

まさ
まさ

困ってるのは半導体だけではないですよ

でも、なぜ原材料価格が高騰しているのでしょうか?
そして原材料価格の高騰の影響はどうなるのでしょうか?

一部上場企業の開発者として困り始めている部品

昨今、米中貿易摩擦や電気自動車の普及に伴い半導体不足が取り沙汰されています。

そしてルネサスの那須工場の火災や台湾の水不足によりその影響が更に加速しています。

スマホ、自動車、ロボットなどを製造するメーカによる部品の取り合いはひどいモノです。

結果として、現在半導体部品メーカの方が強気の立場を取ることが多くなっています。

ルネサスでは既に1年以上先の確定オーダーの要求。

それを出さなければ部品の分配も行わないと言う姿勢をする始末。

それまでは部品採用してくださいと泣きついて来ていたにも関わらず。。

結果として部品コストアップ要求もかなり強気です。
そりゃ高くなった分、利益率も上がるので決算も良くなるはずです。

その一方、あまり大騒ぎにはなっていませんが、今現在困り始めているモノがあります。

それは原材料である銅、および、一部の樹脂パレットです。

まさ
まさ

いま一番頭の痛い問題かも。

銅価格高騰の影響について

電気を通しやすい部品であり、熱を伝えやすい部品でもあります。

電気と熱。

それはあらゆる製品に使われています。
たとえば家電のエアコンでは熱交換や電線、もちろん電子部品や基板の配線にも使われています。

つまり電気を使っている全てに影響を与えるわけです。

そして私もインフラを支える製品開発に携わっておりますが、ホントに資材部門も困り果てている様子。

まさ
まさ

コストダウン要求なんて出来る状況ではないですよ、ホント。

毎日、毎日、コストアップの話の雨あられです。

数々の電子部品の価格アップ。
基板の価格アップ。
電線の価格アップ。
そして同材料そのものの価格アップ。

そして私はギブアップ。。

製品開発においては継続的なコストダウン要求を受けます。
しかし見積りを取るたびにコストアップされていてはどうしようもありません。

樹脂パレットの影響について

次に樹脂パレット。

樹脂については既に電子部品のパッケージで一部作れないと言う話が出ていました。

ただついにコネクタという、電気信号を接続する部分が作れなくなりそうでとの情報が。
こちらもモチロン電気を使っている製品にはほぼ全て影響が出るお話です。

そうそうなって来るとまたまた部品の取り合いが発生します。

スマホ、自動車、家電、産業機器・・・あらゆるメーカで取り合いが発生します。

ついにコネクタも価格アップ要求が来そうです。

そもそもなぜ高騰しているのか?

銅についてはワクチン効果により経済活動が活発になったことにより銅が不足していると言われています。

樹脂パレットについては米国の寒波による樹脂工場閉鎖の影響だと言われています。

ただホントにそれだけでしょうか???

私は海外、特に米国のインフレが進んでいる影響だと考えています。

つまり一過性ではなく、今後ずっと価格アップ要求は続く。

正直な所、今までの製品価格では利益が出なくなって来ています。

しかし今までより製品価格が上がってしまうと買ってくれる人も減ってしまいます。

であれば。

もっともっと価格を上げて薄利多売ではなく、数量が減ってもきちんと利益を取れる販売価格にまで引き上げる。

これが現実に起きそうな状況です。
というか既に起きています。

まさ
まさ

本来のあるべき姿ではありますけどね!

つまりこれからは全ての製品価格がつり上がって行きます。

でも経営者は給料を上げるのは一番最後と考えているようです。
配当・自社株買いで株主還元が先。

投資家にとってチャンス到来している気がしてきました。

会社員の人も投資しなければただインフレリスクを背負いこむだけです!
少しでも投資でチャンスをつかみましょう!