昨年末に新築を購入して1年が経ちました。1年10か月目の我が家の9月の電気代を公開したいと思います。
我が家の環境を説明します。
1.家の場所
関西の数年に一回雪が積もるくらいで冬場の最低気温はー1℃くらいの地域。
2.我が家
一軒家2階建てで建物の大きさは30坪ほど。
3.住宅設備
スマートエアーズ(全館空調)あり、オール電化住宅、太陽光発電4.5kW付き、浴室乾燥機無し。
4.生活スタイル
共働きで子供が居ないので平日は家に居ないのですが、最近はテレワークのため在宅も増加気味。
食洗器は毎日深夜に回し、ドラム式(notヒートポンプ)乾燥機を1週間に2度ほど使用。
比較的電気代が掛からないスタイルかな。
⇒22年の10月以降の生活スタイル
子供が出来たので平日休日問わず家に人が居る状態です。
赤ちゃんがいるので1Fは全館空調が付くことが増えそうです。
そして食洗器、洗濯機も音が煩いので昼間に動かし、頻度もほぼ毎日に変っています。
子供が出来ると生活が一変しますね。
22年3月までは関西電力のオール電化プランを契約してました。
22年4月からはLooopに代わりましたが、8月から一気に料金改定で電気代が跳ね上がりました。
そして燃料調達費が一気に急騰したのと、30分毎に料金改定されると言う恐ろしいプランに強制的に移行させられると言うのでLooopを見限り、22年12月から関西電力のオール電化プランに出戻りです。
Looopは基本料金がないのと太陽光発電があるので昼に余り電力消費しない我が家には合っていたんですけど、あっという間に改悪して行ってしまいました( 一一)
それはさておき。
家を買う前から色々ブログで調べていましたが、全館空調でも太陽光パネル有りであればオール電化住宅の光熱費は月1万程度に収まりそう、と推測していますが、実際はどうなのか???
私も参考にさせていただいたように、我が家の実際の電気代も参考にしていただければいいかなと思いますので、宜しくお願いします。
ブログを見てると皆さん大きな家を建てられてるようで、よくよく見るとそりゃ電気代が高くなるのは当たり前、なんて人も多いです。
我が家はごくごく一般的なサイズなのかなと思ってますので参考になるかも。
特に昨今の電気代高騰が半端ないので古いブログよりかは参考になるとは思います。
2023年10月の電気代
早速ですが、2023年10月の電気代です。
10月はすっかり涼しくなったので全館空調は完全OFFで過ごすことが出来ました。
そうなると電気代もめっきり減って良い感じです。。
そして日照時間が減って来ているので、太陽光発電量は徐々に低下しています。
なので、こうして見返すと我が家の場合は電気代がマイナスになったのは2か月しかないってことになりますね。
去年は4か月マイナスになったので、家族が一人増えたんだなぁとしみじみ感じます。
ただ発電量と使用量を比べると使用量の方が上回っていたのが1月と2月だけだったので、仮に蓄電池を導入していれば8か月間はマイナスだったんだなと想像できます。
ただ蓄電池は初期費用がかなり大きいので、もっと安く気軽に設置できるくらいじゃないと難しいですね((+_+))
安い中国メーカやローカルメーカを自社ブランドとして導入しているハウスメーカもありますけど、電気設計者目線で見ると怖すぎますからねー。
かといって大手メーカは高いし、我が家には無理だなー。
10月の買電価格は8,618円で、去年の同じ月からは増えてますが、これは子供の洗濯が結構増えて乾燥機の回数が増えた影響ですね。
ただ実際にはかなり電気使用量が増えているにも拘らず、電気代は微増と言ったところです。
これは、燃料費調達額と再エネ賦課金の影響が大きく、去年は15.41円/kwhとトンデモナク高かったのが、今年は2.42円/kwhとなっています。
今年はかなり下がってくれて助かった。
こうしてみると補助金のおかげもありますが、去年の冬の価格は異常ですね・・・。
オール電化で電気代を多く使えば使うほど、差額がヒドイ。
うちは1月は655kwh使ってましたから、これだけで9405.8円。
そして普通に電気料金。
もし今年12月に同じ655kwh使ったとして、1296.9円しかかからない。
ちなみに規制料金である従量電灯であれば78.6円・・・
先月も記載していますが、政府の補助金が規制料金である従量電灯Aにも入るのはどう考えてもおかしいと思います。
ズルい!
結論から言うとオール電化プラン、損してる!!
【オール電化プランは損してる!?】はぴeプランRと従量電灯Aでの電気代比較
全館空調(スマートエアーズ)の電気代は?
10月は全館空調は完全にOFFに出来ました。
10月はすっかり秋の気配と言った感じで一番すごしやすかったです。
子供もドングリ拾って楽しんでました。
と言うことで10月のスマートエアーズの電気代です。
18.4kWh(1F:12.2kWh、2F:6.2kWh)でした。
待機電力だけで過ごせましたが、本音を言うと待機電力多すぎない?
1kWhが30円だとすると552円です。
エアコンであっても室内機側の電源は起動しているので待機電力は発生しますが、大よそ3W程度しかかからないはずなのでそこまで多くないですしコンセントを抜くこともできますが、こいつは出来ぬ。
ぬぬぬ。
さて今後の電気代はどうなることやら(^^♪
まとめ
一戸建てに引っ越してきて1年と10月が経ちました。
これから暖房を使う時期なので電気代の高騰におびえていましたが、12月までの価格を見ると今年いっぱいは少なくとも去年の様にトンデモナイ状態にはならなそうです。
ただ補助金結構入ってると思うので、増税クソメガネの増税攻撃の方が怖い。
個人的には子供が保育園で汚して来るので凄まじい量の洗濯、それに伴い、乾燥機を使用しています。
共働きだと干す時間も短縮したいですから仕方ないですが、その分の電気代が結構のって来ておりますので出来るだけ室内干しで節約したいところ。
でも最新のパナソニックのドラム式洗濯機はホント便利。
大きいドラムでたまった洗濯物を気にせず洗濯乾燥できますし。
さて、それはさておき、これからも
「強い人が生き残るんじゃない。変化に対応できる人が生き残るんだ。」
変化が激しい世の中で今までの価値観のまま過ごしてたら生き残れませんから、これから私も世の中に合わせて変化して行こうと思います。
これから年間でどうなって行くのか、楽しみでもあり、怖くもあります。
太陽光発電システムを載せるべきか否か。(ほぼ先月と同じ内容ですが、再エネ賦課金が下がっているのでその部分を考慮しました。)
毎月書いているのですが、太陽光発電システムは個人的にはおすすめしません。
さらに太陽光載せてると蓄電池の勧誘が凄いです。
絶対ペイ出来ないし、もし出来たとしても勧誘で買うより普通の電気店で買います。
その方が絶対安いし、保証もあるし、安心(^_-)-☆
ただ上にも記載していますが、ここに来て電気代が物凄く高騰して来ています。
そして現時点で既に「売電価格<深夜電力」になっています。
こうなると太陽光の電力を使った方が全然お得な水準です。
FIT制度の下での売電価格では、私の場合で1年トータル発電量すべてを19円で売却できたとして、9万円に届きませんでした。
住宅価格に太陽光発電設備価格が載っている(100万ちょいらしいですが)ので、10年では回収できないことになります。
買取価格19円は正直厳しいです。。(2023年は16円で更に厳しい)
10年経つとパワコンの交換などの保守費用が発生しますし、撤去する際にも費用が発生することを考えると全然太陽光発電はお得な設備ではないです。
ただし深夜電力を使わずに出来るだけ太陽光の電力を使った場合は現時点でも36円で売っているのと同じになります。
こうなると1年あたり15万~20万円お得になった計算になるので、5,6年でペイしていることになります。
今後も電気代価格が高騰して行けば、太陽光発電のメリットの方が大きくなってくる可能性もありますが、これはエネルギー価格が上がるか下がるかのギャンブルと言うことになりますね(^^♪
高いお金を出してまでギャンブルするか、と言うと私はおすすめはしません、となります。
ただこのまま電気代高騰が続いていきそうなので、私はギャンブルに勝ったことになりそうです♪
<注意点>
参考にしていただく上での注意点ですが、本電気代には再エネ賦課金と燃料費調達額が入っています。
インフレにより燃料調達額が高騰しており、且つ、再エネ賦課金も年々上昇して行っています。
とずっと書いていたのですが、ここ最近は補助金により燃料調達額が下がったり、電気代高騰により再エネ賦課金が下がると言った今までとは違う状況になって来ています。
再エネ賦課金は2030年頃まで上昇して行くことがほぼほぼ確定していると言われていましたが、電気代が上昇したことにより、再エネの買取価格に旨味が増した結果。再エネ賦課金が半額以下になっています。
ここ暫くだけの話かも知れませんので、読めない部分ではあります。
また言うまでもないですが、買取価格も年々下がってますので、昔のブログをみて太陽光発電で直ぐに元が取れると勘違いしないように注意してください。
また人によっては、太陽光発電の売電量や電気代減額分を考えて何年でペイできるから大丈夫、と言いつつ、ランニングコストである電気代も太陽光発電があるから少なくて済んでる、と太陽光発電を2重計上している人も居ます。
さらにメンテナンス費用(パワコン、モジュール)や屋根のメンテナンスする際の取り外し費用、更には撤去費用も掛かって来ます。
個人的には私は太陽光発電いらない派ですけど、建売なので仕方なくつけています。
<太陽光発電の闇>
太陽光発電関係の仕事を少ししていたので分かるのですが、発電量低下してても、「天候に左右されるので」、とか、「経年劣化はどうしてもしますから」、なんて良い訳や、「もし確認して何も無ければ、足場や確認作業の費用は負担してもらいますが良いですか?」、なんてことを言って発電量低下を認めない業者が多数ですのでトラブルの元です。
特に、太陽光発電のノウハウもないのに自社で太陽光パネルを組立ているメーカは10年、20年と経過して行った場合にトラブルが多くなります。
規格取得しているので安心!なんて言ってるメーカも怪しいと思ってください。
太陽光発電で規格を取得せずに発売している所なんてありません。
太陽光パネルは中国や東南アジアからセルだけ購入して組み立てれば発売時点ではそれなりの性能を保つことができます。ただし経年的なことはシステム屋さん(製品を組み合わせて製品化するだけのメーカ)には分からないのです。