【2020年2Q決算結果】オリックス

オリックス
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オリックス(8591)

株主優待銘柄として人気の高いオリックスですが、コロナショックで約2,000円から約1,100円まで急落しました。

その後、先日11月2日に21年2Qの決算発表され、現在1,525円まで急回復を遂げたオリックス紹介したいと思います。

21年3月期 第2四半期決算

早速ですが、11月2日に発表された21年3月期第2四半期決算ですが、第二四半期累計売上高1兆847.38億円(前年同期比-4.5%)、営業利益1198.39億円(前年同期比-25.9%)、経営利益1341.74億円(前年同期比-41.3%)でした。

新型コロナの影響により不動産やリース、海外事業で大きく昨年を下回り、今期最終も昨年の37%減益予想と散々な内容となっています。

ただこれだけならガッカリ決算となるところですが、合わせて自己株式取得を発表しました。その総数なんと5000万株式を上限(発行済み株式の約4%)。更に原則として消却とのこと。

これにて普通なら株価下落するところが株価が急上昇しました。

3か月業績の推移から見てみる

四半期決算の推移を見てみると営業利益は新型コロナ影響で前2Qは落ち込んだものの、7-9月には前年程度まで回復していることが分かります。

出典 株探より

経営利益は有価証券評価損分など様々な要因が含まれているため一旦置いておくとして、営業利益回復、自己株4%消却したので、このまま回復すれば株価大幅アップも期待できます。

通期の売上・営業利益予想

従来未定としていた通期予想を2Qの決算発表と同時に発表しました。

通期の純利益1900億円(前期比37.2%減)

新型コロナの影響は測りかねますが、新型コロナ第3波でロックダウン再びとなるかどうかでこの数値が過大評価なのか過小評価だったのかが分かれそうです。

株価予想

ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。決算ボロボロ、自己株買い4%の相反する材料を踏まえ、現在1500円前後となっています。

配当が変わらず、人気株の理由となる株主優待も変わらない中では大崩れしなさそうですが、チャートを見てみると個人的には1500円前後で壁がありそうなので、新型コロナ第3波到来で下に向かうと予想します。とはいえ下値1200円まで行けばと言ったところでしょうか。

出典 株探より

長期保有をベースで考えるとおすすめです。新型コロナでリースなどが影響大の中、保険や金融など安定分野の割合が高いので大暴落リスクは低く、且つ、株主優待と配当もらえるので下落してても保有してるだけでメリットを享受できるので精神的にも負担が少ない銘柄なので。

私は長期保有で1200円程度まで下落したら購入、1500円程度まで上がったら売却して買値を下げていくスタンスです。