昨年末に新築を購入して9か月目の我が家の9月の電気代を公開したいと思います。
我が家の環境を説明します。
1.家の場所
関西の数年に一回雪が積もるくらいで冬場の最低気温はー1℃くらいの地域。
2.我が家
一軒家2階建てで建物の大きさは30坪ほど。
3.住宅設備
スマートエアーズ(全館空調)あり、オール電化住宅、太陽光発電4.5kW付き、浴室乾燥機無し。
4.生活スタイル
共働きで子供が居ないので平日は家に居ないのですが、最近はテレワークのため在宅も増加気味。
食洗器は毎日深夜に回し、ドラム式(notヒートポンプ)乾燥機を1週間に2度ほど使用。
比較的電気代が掛からないスタイルかな。
3月までは関西電力のオール電化プランを契約してました。
5月からはLooopに代わりましたが、8月から一気に料金改定で電気代が跳ね上がっています。
さらに燃料調達費の上限も撤廃されたので、この冬が怖い・・・。
買う前から色々ブログで調べていましたが、全館空調で太陽光パネル有りであれば月1万程度に収まりそう、と推測していますが、実際はどうなのか???
私も参考にさせていただいたように、我が家の実際の電気代も参考にしていただければいいかなと思いますので、宜しくお願いします。
ブログを見てると皆さん大きな家を建てられてるようで、よくよく見るとそりゃ電気代が高くなるのは当たり前、なんて人も多いです。
我が家はごくごく一般的なサイズなのかなと思ってますので参考になるかも。
2022年の電気代推移
早速ですが、2022年9月の電気代です。
電力会社の検針日が10日からとなっていますので、10日から次の9日までの計測となっています。
徐々に暑い日もなくなりスマートエアーズをつけることも少なくなりました。
発電量は曇りの日も多く、日照時間も短くなってきたため、低下気味です。
また8月盆明けからは相方が出産のために里帰りをしており、日中の消費電力も一気に少なくなりました。。
エコキュートも夜の温度が下がっていることと、一人だけなのでシャワーの日も増えたので、消費電力激減です。
スマートエアーズは暑い時だけつけて、と言った感じですのであんまり動いていないことも多い感じです。
ちなみに昨年の8月は賃貸でガスと電気を合わせて約8,400円でした。
今年の方が圧倒的に光熱費が上がっているので、オール電化住宅の方が圧倒的に安くなったのかなと思います。
断熱性能がソコソコで且つ鉄骨のため不利と言われているトヨタホームでもこの程度なので、最近の住宅の性能は凄いですね。
そして売電金額ですが、発電量は450kWhと少なくなってますので売電金額は5,396円です。
買電と売電トータルで2,354円の支出です!
太陽光発電4.5kWつけているのに赤字です((+_+))
改めて電気代を考えてみると、私の太陽光発電の売電価格が19円(2021年)、現在Looopの深夜電力価格は下記となります。
電力料金20円+燃料費等調整額11.96円+再エネ賦課金3.45円=35.41円
深夜電力(19円) > 売電価格(35.41円)
電力使用量だけでも逆転してるのにそれ以外の費用が大きくなりすぎて、深夜電力がお得なんてとてもじゃないけど言えません。
なので、我が家では早速10月からはエコキュートの貯湯時間を昼に変えました。
こんな中でも電力会社は「オール電化がお得」と言ったキャンペーンを打っているので罪作りですね。
原子力がベース電源となっていない昨今では深夜電力を安く打ち出すのは論理的におかしいのですが。
太陽光発電システムを載せるべきか否か。
毎月書いているのですが、太陽光発電システムは個人的にはおすすめしません。
ただ上にも記載していますが、ここに来て電気代が物凄く高騰して来ています。
そして現時点で既に「売電価格<深夜電力」になっています。
こうなると太陽光の電力を使った方が全然お得な水準です。
FIT制度の下での売電価格では、私の場合で1年トータル発電量すべてを19円で売却できたとして、9万円に届きませんでした。
住宅価格に太陽光発電設備価格が載っている(100万ちょいらしいですが)ので、10年では回収できないことになります。
買取価格19円は正直厳しいです。。(2022年は16円?更に厳しすぎる)
10年経つとパワコンの交換などの保守費用が発生しますし、撤去する際にも費用が発生することを考えると全然太陽光発電はお得な設備ではないです。
ただし、深夜電力を使わずに出来るだけ太陽光の電力を使った場合は現時点でも29円で売っているのと同じになります。
こうなると1年あたり15万~20万円お得になった計算になるので、5,6年でペイしていることになります。
今後も電気代価格が高騰して行けば、太陽光発電のメリットの方が大きくなってくる可能性もありますが、これはエネルギー価格が上がるか下がるかのギャンブルと言うことになりますね(^^♪
高いお金を出してまでギャンブルするか、と言うと私はおすすめはしません、となります。
<注意点>
参考にしていただく上での注意点ですが、本電気代には再エネ賦課金と燃料費調達額が入っています。
インフレにより燃料調達額が高騰しており、且つ、再エネ賦課金も年々上昇して行っています。
再エネ賦課金は2030年頃まで上昇して行くことがほぼほぼ確定していること、インフレによる燃料費の高騰もこれから本格化すると言われているほどですので、これから検討する人はこれから更に高くなることも考慮しておいた方が良いと思います。
また参考にするブログによっては10年以上前のものもありますが、この数年だけを見てもかなり上昇していますので御注意を!
言うまでもないですが、買取価格も年々下がってますので、昔のブログをみて太陽光発電で直ぐに元が取れると勘違いしないように注意してください。
また人によっては、太陽光発電の売電量や電気代減額分を考えて何年でペイできるから大丈夫、と言いつつ、ランニングコストである電気代も太陽光発電があるから少なくて済んでる、と太陽光発電を2重計上している人も居ます。
さらにメンテナンス費用(パワコン、モジュール)や屋根のメンテナンスする際の取り外し費用、更には撤去費用も掛かって来ます。
個人的には太陽光発電いらない派ですけど、建売なので仕方ない。
<太陽光発電の闇>
太陽光発電関係の仕事を少ししていたので分かるのですが、発電量低下してても、「天候に左右されるので」、とか、「経年劣化はどうしてもしますから」、なんて良い訳や、「もし確認して何も無ければ、足場や確認作業の費用は負担してもらいますが良いですか?」、なんてことを言って発電量低下を認めない業者が多数ですのでトラブルの元です。
特に、太陽光発電のノウハウもないのに自社で太陽光パネルを組立ているメーカは10年、20年と経過して行った場合にトラブルが多くなります。
規格取得しているので安心!なんて言ってるメーカも怪しいと思ってください。
太陽光発電で規格を取得せずに発売している所なんてありません。
太陽光パネルは中国や東南アジアからセルだけ購入して組み立てれば発売時点ではそれなりの性能を保つことができます。ただし経年的なことはシステム屋さん(製品を組み合わせて製品化するだけのメーカ)には分からないのです。
全館空調(スマートエアーズ)の電気代は?
9月は在宅時にはスマートエアーズはOFFにしていたことが多かったです。
スマートエアーズの電力量は月毎になりますが、9月については70.1kWh(1F:57.7kWh、2F:12.4kWh)でした。
スマートタイムプランのリビングタイムが28円なので1,963円となります。
燃料調達費、再エネ賦課金を入れると
(28円+11.96円+3.45円)×70.1kWh=3,043円
怖いですねー( 一一)
エアコンをあまり使わない時期にも関わらずこのお値段、、、
冬場は軽く倍・・・。
これにエコキュートも・・・。
子供が無事に生まれたので、今後はきっとスマートエアーズつけっぱなしになるかと思います。
電気代が怖くなってきました。。
我が家の構成的には、家の間取りを考えると1階はリビングに1台、2階は各個室にエアコン設置した方が温度管理もし易くて良いよね、と相方と話しています。
子供が大きくなって個室を使い始める10年後くらいにはエアーズの保証も切れてると思いますし、エアーズには引退してもらう予定です。
さて電気代はどうなることやら(^^♪
まとめ
1月から9月の9か月だけですが、今のところは平均の電気代が昨年比でもかなり安いです。
1年トータルでどうなるかではありますが、燃料費等調整額がトンデモナイ価格になって来ているので、これからの電気代がトンデモナイ価格になりそうで怖さMAX。
ただ年間の平均値で見ると賃貸程度で収まりそうかな。
とはいえ、今年からは赤ちゃんが過ごすことになるので冬場の全館空調(スマートエアーズ)を去年より強めにする必要があります。なので、お金的には厳しい冬がきそう・・・。
「強い人が生き残るんじゃない。変化に対応できる人が生き残るんだ。」
変化が激しい世の中で今までの価値観のまま過ごしてたら生き残れませんから、これから私も世の中に合わせて変化して行こうと思います。
これから年間でどうなって行くのか、楽しみでもあり、怖くもあります。