【2021年3Q決算結果】上方修正!出光興産の決算結果分析と今後の投資スタンス

出光興産
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出光興産(5019)

私の保有株であるガソリンスタンドなどの事業で有名な出光興産です。昨今のコロナ禍の影響や原油価格の乱高下により影響を受けていましたが、ガソリンはまだまだ重要な資源ですので是非がん待っていただきたいところです。

出典 出光ホームページより

そんな中、2月9日に21年3Qの決算が発表されましたので、出光興産の決算の解説とそれに合わせた私の投資スタンスを記載したいと思います。

21年3月期 第3四半期決算

早速ですが、2月9日に発表された21年3月期第3四半期決算ですが、第三四半期累計売上高3兆2113.18億円(前年同期比-29.6%)、営業利益493.43億円(前年同期比-54.4%)、経営利益145.58億円(前年同期比-84.1%)でした。

と言う事でコロナ禍で石油製品の需要が落ち込んだことに加え、春先に原油が大暴落した影響を受けてまだまだ前期比ではボロボロの状態です。ただし原油価格が前回の決算発表時に見込んでいた価格よりかなり上昇していることから前回比+300億円の純利益と大きく黒字見込みの上方修正となりました。そして気になっていた配当予想も減配無し!

出典 出光興産決算資料より

今後も原油価格が上昇することが予想されていることと、今の前提価格もまだまだ安く見積もっていることから順調にいけば次の決算も上振れするのでは!?と期待がモテます。そして飛行機が飛び始めるとJET燃料の需要が回復するので更にウハウハ。

出典 出光興産決算資料より

3か月業績の推移から見てみる

四半期決算の推移を見てみると、まだまだ厳しいですが前年同期比で売上がー23.4%、営業利益がー3.5%となっています。

出典 株探より

営業利益はほぼほぼ同程度まで回復しているのですが、色々な要素が混じっていますので単純には喜べないですね。というか、20年1月から6月までの営業赤字が改めてみてもヒドイ。。

今後はワクチン期待で航空機が飛び始めることや経済活動により石油製品が伸びて行けば単純にプラス要素しかないので、昨年の赤字がそのまま黒字になるくらい伸びて行って欲しいモノです。

通期の売上・営業利益予想

上方修正したばかりではありますが、まだ前提価格などに余裕を見ていそうですので最終的に純利益180億円あたりまで行くのではないかと思っています

更には来年度の通期予想も強気になると思いますので株価上昇に期待できます。

株価予想

ここまで決算を見てきましたが、投資家のはしくれとして重要なのは株価になります。

チャートとしては新型コロナへの影響以前から右肩下がりでようやくコロナ直前価格まで戻ってきたような状態です。脱炭素が叫ばれている中ですので、なかなか厳しいですね。もう少し燃料油以外の再エネ分野などで利益を伸ばして欲しいモノです。

出典 株探より

今回の決算では前回の決算よりかなり良かったものの既に上昇し始めていますので、今後も上昇して行くと言う予想は立てづらいかなと思います。2800円に届かない程度かなと。

個人的には既に保有している株で利回りもよいため、このままキープを考えています。ただ脱炭素の勢いが想定以上っぽいですので、どこかで乗り換えないと行けないかなぁとも思っています。