2021年のアドウェイズについて株価の展開を予想

アドウェイズ
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アドウェイズ(2489)

先日東証1部へ鞍替えを行い上昇気流に乗ったとみられるアドウェイズ。個人的にLINE上場騒動での大相場からずっと持ち続けている(持ち続けさせられている)のですが、そろそろ大きく羽ばたいて欲しいと思っています。

そこで今年の振り返りと来年の株価の展開を予想し、自分なりのスタンスを年初に決めておきたいと思います。株価が上昇しているとまだ上がると思って手放せなかったり、下落していると追加投資をしてしまいがちなので自分を戒める意味合いを込めて。合わせて本記事を見ていただいた人にもこんな人がこんな考えで投資しているんだと参考になればいいなと思います。

2020年の振り返り

LINE関連銘柄として株価を大きく上げたのが2016年。それからLINEからの売上利益がほぼないことが分かり、利益が徐々に減って来て株価も200円台まで落ち込んだのが2019年。その年末に博報堂との資本業務提携を発表しました。

その成果が出始めたのか、3か月決算で営業利益が約2倍になったのが2020年3月決算でここから大きく株価も上昇して行くか!?
と思われたのですが、このころには新型コロナ禍で広告業にも大きな影響が出ると言われており、アドウェイズの株価も大きく利益を下げました。なんとこの時につけた株価が198円!?

今にして思えば下値もそこまで下がるとは思えなかったので絶好の買い時だったのですが、そこは2016年以降ずっと右肩下がりのアドウェイズ。広告業がピンチと言われている中で追加投資することも損失が大きくなりすぎて損切りすることもできない、まさに塩漬け状態を覚悟した瞬間でした。

出典 株探より

しかしそこから21年第一四半期も全四半期同様の営業利益を叩き出しました。新型コロナによる影響が大きいと言われていた広告業ですが、アドウェイズに限って言えば在宅が増えた影響で漫画アプリが好調でその影響で漫画アプリの広告も伸びると言うように好影響を受ける結果に。ただここでも株価は急上昇を描かずに400円台をウロウロ。

みんながアドウェイズに大きな期待を抱いていない背景には、ここまでの長期にわたる右肩下がりのチャートと大きすぎる信用買い残、野村、モルガンの空売り残があるかと思います。当然私も同様。

ただ21年第二四半期でも好調が続き、更に営業利益が上乗せされて全四半期比で約2.6倍に。流石にこれで株価も上昇していくかに思えましたが、一瞬高値を付けてまた400円台といったジェットコースター状態。なんでこんなバカが多いのかと思えるくらい、好決算で株価が上昇しそうなタイミングで信用買いする奴らがいるんですよねー。それで空売り勢の機関投資家に下げられると言った繰り返し。ホントにアドウェイズ(の株)はダメだと思いました。

暫く塩漬けか、損切りかを考えだしていたころに飛び込んできた一発逆転のイベントが上場市場変更承認に関するお知らせです。いつかいつかと言われ続けている中で、タイミングを逃し続けてきたアドウェイズ。恐らくプライムへの再編タイミングに向けての動きだと思いますが、まさか東証1部上場の基準が厳格化(時価総額40億⇒250億)されたタイミングで鞍替えを行うと言うのは予想外でした。

現在は鞍替え発表の効果もあり、下値を切り上げつつ年末最終日に692円で終わると言う最高の結果で2020年は締めくくられました。

出典 株探より

2021年の株式市場の展望

2021年の株式相場全体はどうなるのか個人的な予想をしたいと思います。とはいっても専門家ではありませんので、専門家などの意見を聞きかじった上での自己判断です。(専門家でも外すので信頼性は同じ程度でしょw)

まずは株の格言から。当たるも八卦当たらぬも八卦ですが、去年(2020年)は子年で相場格言では「子年は繁盛の年」新型コロナで急落局面もあったものの最終的にはバブル相場を目指すような高値で終わることになりました。干支のはじめと言う事で新しい種が芽吹くとのことで、ニューノーマルが始まったと言う事でもある意味相場通りだったのではないでしょうか。

今年は丑年。相場格言では「丑年はつまづく年」とのこと。上げたら下がるのが相場なので、上がった後は躓きやすいんだろうと思います。ただブルと掛けて「プル(引っ張る)の年」との記載も見受けられます。実際には下記のような暴騰率になっているので意外と悪くはないのかも知れません。

年次前年暴騰率暴騰率
98516.27%13.46%
1997年-6.09%-21.53%
2009年-39.70%16.62%

格言は兎も角として、相場の環境としては上昇を感じさせるところが大きくなって来ています。

ポイント1 : 金融緩和の影響
新型コロナの影響で各国は引き続き金融緩和を続けており、お金が余っている状況は2021年も引き続き変わらず。今はコモディティ(金銀プラチナなど)や暗号通貨(ビットコインなど)に流れていますが、リスクオンになった時にはその資金が一気に株の方へ流れ込むのではないでしょうか。

ポイント2 : 新型コロナの影響
色々なメーカからワクチンが出て来ており、米国を皮切りに効果が出始めることになるかと思います。そもそも日本以外の国の人は日本ほど自主規制的ではないですから、海外中心に一気に影響が無くなると思います。そうなると、(良いか悪いかは別にして)米国の意向に従いがちな日本も一気に緩和側へ方向転換するかと思います。

ポイント3 : 為替の影響
為替についてはネガティブ要素とポジティブ要素が入り混じっている気がします。現在はドル安からの円高局面になっているかと思います。このままドル安が引き続くと円高方向になるかと思いますが、ポイント2で記載した新型コロナの影響からの回復が米国から開始されると思われますので、そうなるとドル高方向になります。結局は今年も行ったり来たりになるのではないでしょうか。

ポイント4 : 景気刺激策
今年は任期的に日本で衆議院選挙が必ず行われます。(おそらくオリンピック後になるかと思いますが)そうなると今の状況のままで良い訳がなく、景気刺激策が必ず行われます。特に支持率低下に焦る自民と大口叩く野党の対決になりますので、消費税減税をテーマに掲げて来る事が予想されます。そうなるとメディアは馬鹿の一つ覚えのように消費税減税を言いまくるので、「自民党の若手議員から声が上がる⇒二階&麻生がダメという⇒支持率低下⇒・・・」となり、結果的に消費税減税実現、となる可能性があります。

ポイント5 : 東京オリンピック
1年延期したオリンピックがどうなるかはワクチン次第かと思います。もしかすると、これがつまずく原因かも!?現時点ではわかりません。

ということで、以上のポイントを総合すると年初時点ではポジティブ要素が大きいかと思いますので、新型コロナ報道で株価は上下しながらバブル期につけた3万8915円を目指すのではないでしょうか。なんせここで突破しておかないと東証再編されてしまうと二度と達成できない数値になってしまい、今後株高になったとしてもインパクトが薄れてしまうので。

アドウェイズの2021年の展望

20年末を692円で終わったアドウェイズですが、これから株価上昇する要因が色々ありますので期待が大きいです。とは言え、LINEショック後の落ち込みも経験しているので今年のどこかで利確しようとは思います。まずは期待したいポイントを整理しておきます。

期待ポイント1 : TOPIX組み入れ
東証1部に鞍替えしたことにより1月末にアドウェイズがTOPIXに組み入れられます。TOPIXに入ると言う事はTOPIX連動ファンドがアドウェイズを購入すると言う事になり、必然的に株価上昇要因になります。アドウェイズは東証1部鞍替え発表でストップ高になりましたが、その後売り込まれたこともありまだまだTOPIX銘柄としては安い状態だと思っています。

期待ポイント2 : 記念配当の可能性
東証1部へ鞍替えした場合に記念配当が出る場合が多くなっています。当然、配当増=株価上昇ですので記念配当に期待したいと思います。ちなみに出るとすれば21年第3四半期決算発表かなと思っています。

期待ポイント3 : 今後の業績
LINE上場相場と違い、業績が右肩上がりの実績で安定してきたアドウェイズ。ここのところ安定してきているので、引き続き上昇していなくても同程度の営業利益を出して欲しいところ。最近ではユーチューブなどのネットメディアの方に大手の広告が入ってきていることからも伸びていることすら想定しています。そうなれば当然、上方修正も併せて発表されるので株価上昇に期待できます。

以上のように幾つか期待したいポイントがありますので、相場環境と上手くタイミングが合えば跳ねるのではないかと思っています。1月末に向けて上下を繰り返しながら700円台に到達し、好決算+記念配当で800円台を目指すのがベストパターン。一方、1月末に向けても現状維持、決算が期待外れで記念配当も出ず500円台に下落するのが最悪パターン。
個人的にはこの中間の1月末に向けて700円台に到達し、決算と記念配当で材料出尽くしで再び下げ、だと思っています。

ただし信用残高が依然として高いこと、野村、モルガンの空売り勢がまだまだ残っていることから過度な期待は禁物です。

私の投資スタンス

アドウェイズに関してはかなりの長期保有・塩漬け銘柄になっています。また個人的なポートフォリオとして徐々に高配当銘柄にシフトして行こうと思っています。よって1月末に向けては700円台に到達すると思っているので、決算発表は跨がずに半分程度を売却。決算で上昇するのであれば、更に売却を進めていき、今年の前半には全て売却か少数にしようと思っています。

1/26 追記

ここまでは珍しく予想通りなので3000株だけ売却しました。決算に向けてはあと2000株売却する予定ですが、ここまで上がると欲が出てしまってダメですね。

改めて年初に書いたスタンスを確認して、今週中に売却しようと思います。せめて800円台に届いてから・・・欲が・・・。